今回は久しぶりに振り返り記事です。
ACとINFINITASのどちらの中伝にも合格出来たので、そろそろ頃合いかなということで。
中伝を目指す誰かの参考になれば嬉しいです。
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↓次回の記事↓
- 中伝ボーダーな人とは?
- 本当の十段になるまで
- 地力Bが難しすぎる
- BMSの凄さを体感する
- いつの間にか地力Aに手が届いている
- INFINITAS中伝に合格する
- ☆12をどんどんハード埋めする日々
- とうとうSigmundを倒す
- あとがき
中伝ボーダーな人とは?
- ☆11の9割近く、またはそれ以上をハードしている
- ☆12のハードクリアが100曲近い
- ☆12のイージークリア以上が250曲近い
- ☆12のノマゲ地力Aに手が出ている
- ACで3曲目に☆12のアシストイージーで地力D〜C辺りまでなら不安なく遊べる
- 皿、ソフランが苦手でもまだ大丈夫
- SigmundのBPが200を切る
- 三闘神(バドマニ麺クエル)をイージー出来る
こんな人です。
※私がそうというだけでもちろん個人差はあります。私はSigmundがかなり苦手な方だと思っています。
譜面傾向の得意不得意がそれなりに影響すると思いますが、それでも私の知っている中伝の方々はこのラインは平気で超えているので、中伝合格直後の例を他に知りません。
なので完全に私の事例でしかお話出来ないのですが、上記の事項が出来るあたりがボーダーなんじゃないかと思っています。
これを読んで下さっているあなたはどれくらいの項目を満たしているでしょうか。
また、既に中伝以上の方はこのラインに納得してくださるでしょうか。
ちなみに先にお断りなのですが、私は基本的にACを遊ばない人間のため、クリアランプの状況はINFINITASのお話が大半となります。
それから、段位の接頭語のINFINITASはINFと略しています。ご了承ください。
本当の十段になるまで
私はINF十段に合格してから前作BISTROVER十段になるまでにかなりの時間を要してしまいました。
その期間にして約3ヶ月半です。
個人的な感想ですが、扇子クッキーのいる十段は必要地力が跳ね上がると思っています。
その上ボス曲も最近はどんどん強くなっていっており、中伝との距離が近づいている気がしてなりません。
現にそこから3ヶ月程度でINF中伝に合格しているので、INFINITASの十段〜中伝の丁度真ん中あたりに位置しているのが前作AC十段だったということになるかと思います。
(今作もだいぶ難しいので似たようなものだと思います。)
なので、そこに辿り着くためにも中々のレベルアップが必要なわけです。
具体的には、ノマゲ地力Bの曲にもちらほらランプが点いてくるレベルだと思っています。
INF十段なら地力C辺りまで出来ればあとはリユニの噛み合い待ちで何とかなると思うのですが、流石にそんな地力だとAA -rebuild-やBEAT PRISONERは抜けられないんですよね。
ただそれでも、ここまで来られたその上達法を継続しているだけで案外どうにかなりました。
問題はその先、地力Bの大半に触れ、それらがどうしようもなく無理だと思ってからです。
地力Bが難しすぎる
そうなんですよ。お菓子曲をイージーしないといけないんですよ。
十段ボスのリユニやブロソ、リビルドもイージーしないといけないんです。
Slipstream?無理無理。
neu?希望無し。
GENE?腕が壊れますよ。
いきなり随分と過酷ではありませんか。
ちなみにこの頃はまだしっかりアシストイージーを付けていたので、紫色には確かに染まりだすんです。
でもそれがいっこうに緑色にはなってくれません。逃れられない紫陽花畑です。
イージーを点ける事がこんなにも果てしないと感じたことはこれまでに無かったですね。
(逃れられない紫陽花畑の一例)
求められるものが大きすぎて、なかなかランプが更新できずに停滞期を迎えた事を早々に確信した私は、ここに来てとうとう本格的にあのゲームに手を出し始めます。
そうです、BMSです。
BMSの凄さを体感する
beatoraja本体をダウンロードした私は、皆伝師匠のおうちに行きsatellite難易度表の差分を片っ端からダウンロードしました。
昔師匠にLR2を触らせてもらった時には、音声の遅延が酷すぎる事と判定が広すぎる事からまともに遊べるものではなく、BMSはINFINITASの感覚を狂わせると思っていたので、遅延の設定やスキン、判定についてなども細かく調べ上げ、とうとうINFINITASと遜色のないレベルでbeatorajaを遊べる環境を構築しました。
一例をこちらの記事にしていますので、良ければ見ていってください。
BMSというのは、本家地力表の1ランク毎に難易度が振られているようなもので、その1つ1つの難易度に100以上の譜面が収録されています。
例えば本家地力Bが出来ないなら、地力C〜B相当の難易度の大量のBMSをやり込めば、いつの間にか本家地力Bもできるようになっているんですよね。
BMSを導入するメリットはまさにそれで、本家の伸びが遅くなってきたタイミングでブーストをかけるために使おうというのは前々から考えていた事でした。
そしてsl0(≒本家☆11だそうです)から順にハードしていき、それなりのつまづきはあったものの、あっという間にsl1まで全曲ハードしました。
そうするとsl2が見えるようになっていき、それを2/3程度もイージーする頃には徐々にsl3が見えるようになっていき、という感じでトントン拍子で事が進んでいきました。
中途半端な地力アップではなく、何段階も進歩するまで本家は遊ばないと決めて、ひたすらBMSばかりを遊ぶようになったある日(時系列は少し異なりますが)、お友達のお誘いでゲーセンに行った日のことです。
なんとGENEをボーダーを一度も割らずにイージークリアしてしまったのです。
それどころか、後日とうとうクッキーまでイージークリアしてしまいました。
ここで、この選択は間違っていなかったと確信しました。
このままBMSをやり続ければもっと上手くなれる。BMSの方はまだまだ伸びしろを感じている。
そう思いながら導入からの2ヶ月間をほとんどBMSに費やすようになりました。
いつの間にか地力Aに手が届いている
いつぞやの紫陽花畑の苦しみは一体何だったのかというほどに成長して本家に戻ってきた私は、これまでの無念を晴らすように次々と地力Bの曲にイージーを点けて回りました。
もはや気分はなろう系主人公です。
今なら出来ないものは無いという気分のまま、地力B+や地力Aにまでそのまま手を伸ばしました。
地力Aにいくつかのイージーランプが点灯しましたが、その頃初めて触れた三闘神に返り討ちにされました。
流石に調子に乗りました。地力Aを舐めるなという三闘神からのメッセージと受け取りました。
さて、どうしましょう。
決まっています。
再びBMSでひたすら地力を上げるだけです。
INFINITAS中伝に合格する
気づけば年が明け、ACにも伝位が実装される時期になりました。
中伝の最低ラインがどの程度なのかよく分かっていない私は、試しにINF中伝に特攻してみることにしました。
すると、一発合格してしまいます。
なるほど三闘神なんてイージー出来なくても良いのか、そもそも段位ゲージってこんなに硬いのか、と色々納得しました。
beatorajaの方のLR2段位ゲージに慣れきっていた身からすれば、本家の段位ゲージが恐ろしいほど減らないとても優しいゲージに思えました。
ただ、Sigmund相手にその地力ではまだ足りませんでした。
CastHour中伝の解禁直後に初のAC中伝を受けたところ、このSigmundのラス殺しに綺麗に殺されたのです。
今のは何かの間違いだ、INF中伝にあれだけ余裕を持って合格できたのにそんなわけがないと二度目のチャレンジをしましたが、やはり同じところで落ちます。
ではミラー段位では?
これも同じでした。
そのあたりのお話はこちらの記事に書いています。
手が届くようで届かない歯痒い気持ちを抑え、もう少し地力を付けてから再挑戦する事を決意しました。
1ヶ月後の再挑戦で絶対に合格すると心に決めて……。
☆12をどんどんハード埋めする日々
上記リンクの記事ではハード50曲を達成した旨が書いてありますが、更に安定感をつけるべく本家とBMSのプレイ割合を半々程度にし、
本家では☆12のハード埋めで認識の安定感を、
BMSは変わらず特攻で認識の上限を上げる練習をしました。
その効果というには早すぎるタイミングでMENDESとquellにイージーが点いたりもしました。
今までハード特攻が疎かになっており、下はハード地力EやFからやり残していたものが数多くあったので、そこからどんどんとハードで染め上げていきました。
リザルトの中で意識的に確認していた事としては、COMBO BREAKの値≧POORの値になっているかどうかというところでした。
以前皆伝師匠がちらっと話していた事なのですが、CBよりPOORの方が多いとそれはちゃんと見切って押せていない証拠なんだそうです。
確かに見切れないでめちゃくちゃに押していると空POORが多くなりハードも出来ないので、いい指標になるなと感じた私は、それからそれらの値を常に意識するようになっていました。
そうして☆12のハード埋めをしていると、何となくハードゲージの感覚が定着してきたような気がしてきて、自分が絶対に見切って押せる密度というものの輪郭がぼんやりと浮かび上がってきました。
それが冒頭に書いた、「ACで3曲目に☆12のアシストイージーで地力D〜C辺りまでなら不安なく遊べる」というところに繋がってきます。
ハード出来る範囲が広がってくると共に、アシストイージーでは落ちる訳がないと思える範囲も広がっていきました。
その範囲が今現在でノマゲ地力D〜C辺りまで来ていると思っています。
ただ、極端なラス殺しなら落ちることもあるかもしれないので、この範囲については一概に地力表のランクで区切ることは出来ません。
そういう言葉の綾みたいなものは上手くご自身の解釈に落とし込んでください。
そうしてハードの適正レベルをある程度見極められると、その付近のレベルのハード特攻への恐れが少しずつ無くなってきました。
私の場合、解禁も一緒に進めたかったので最悪途中落ちしてもクレ数は稼げるからいいや、という金にモノを言わせるような理由もありましたが、そういう気楽な気持ちでハードに挑めるようになったのは心境の変化としては大きかったかなと思います。
(昨日解禁作業のためにDUE TOMORROWのHyper譜面をハードしようとして10秒ほどで落ちた時は流石に悲しい気持ちになりました。)
とうとうSigmundを倒す
ゲーセンでもINFINITASでもまだまだやれそうな事が出てきている中、地力Aのイージーランプもポツポツと増えてきていました。
その中には今作AC中伝のDynamiteや、今までの中伝常連のBad Maniacsの名前もありました。
今作中伝に関して言えば、道中3曲全てにイージーが点いた状態です。
ここまでやるとかなり気持ちは楽でした。
これで落ちるならもう悔いはない、次は半年後にでも再挑戦しようというくらいの気持ちで、最後の勝負に挑みました。
ちなみにこれは余談ですが、1番オイシイ時間を上手く☆12に充てるために、アップの時間を短縮する練習もしていました。
今では3クレ目には地力Aへの特攻が出来る程度にはなっているかと思います。
練習方法は以前から記事によく名前を挙げているbeatorajaのコースモードです。
9曲構成で設定し、そのうちのラスト2曲を挑戦段階のsl4にしておいて、手前7曲でいかにして腕を暖めるかというものを毎月考えてコースを組んでいます。
毎日同じ9曲をランダムをかけて回しており、そのBPは毎日記録しているので、調子の良し悪しも段々把握出来るようになってきました。
それに応じてその後のプレイの内容を変えることで、常に的確な練習が出来るようにする狙いがあります。
という事で、今回の中伝挑戦もゲーセンに来て早々に始めました。
(隣で皆伝師匠はもっと早々に極皆伝を受けていましたが)
疲れる前の一番調子の出るタイミングを見計らう事も重要だったのかもしれませんね。
ということで、無事AC中伝にも合格する事ができ、これで正真正銘中伝を名乗る事が出来るようになったと思います。
あとがき
今まではINFINITASかACか、どちらでも先に段位に合格したタイミングでこの振り返り記事を書いていたのですが、
INF十段とBISTROVER十段の合格への必要地力とその期間にあまりにも大きな差があったため、今回の中伝に関してはどちらも合格するまで振り返り記事は書かないと決めていました。
初めての昇段のタイミングは嬉しいので、振り返りたくなりがちなんですけど、AC十段に受かったタイミングでINF十段の振り返り記事を見返した時にかなり恥ずかしくなってしまったんですよね。
INF中伝は中々難しいという話は耳にしますが、とはいえSigmund中伝もなんだかんだ難化しているというお話なので、本当にこのまま半年間ほどAC中伝に受からなかったら、また自分自身に同じ辱めを与えてしまうことになりかねないと思って今回はなんとか踏みとどまりました。
結果としてはINF合格からAC合格まで約1ヶ月の間隔で済んだのですが、この1ヶ月も中々濃いものになったので、その辺も記事に書くことが出来て良かったと思っています。
さて、次はいよいよ皆伝です。
今現在冥のウイニングランと呼ばれるところですらどうしようもないと思っているのですが、果たしてその頂に登り詰めることは出来るのでしょうか。
(皆伝はINFだろうとACだろうと問題点が変わらないので、初合格で振り返りをしてもいい気がしています。)