今月は一つも記事を書かずに終わってしまいそうで、これまでの習慣が崩れていることにそろそろ危機感を覚えてきました。
とはいえ、ひたすらエクハ埋めとランダムBP減らしを続ける日々なので際立った収穫ラッシュもなく、☆12については時折ランプ更新をしても数日に1曲だけだったりするので、いつかまとめようと思っているうちに低難易度のリザルトに埋もれてしまっているような状態です。
今回はそんな埋もれてしまったリザルトを探し回って……というつもりでしたが、それより先に特筆すべき大きな出来事があったのでこちらを記事にしておこうかと思います。
タイトルの通りですが、今回の記事は東芝のREGZAというテレビを買ったお話です。
購入のきっかけ
姿勢についての気づき
今回の件については何の前触れもなく即断即決で色々購入したので、このブログにも当然何も書いていませんでした。
というわけで、このブログは一応自分自身の思い出日記のつもりなので、長くなるかもしれませんが一通りここまでを振り返っておこうと思います。
私は今まで37インチのテレビで座り環境を構築していました。
テレビの前にコントローラー台としてコーヒーテーブルを置き、さらにその前に置いたチェストボックスに座る形になります。
2021年の年初から一年半ほどこのスタイルでやってきたわけですが、ここにきてとうとうこの座り環境が抱える問題に気づいてしまいました。
それは、必要以上に腕を前に突き出すスタイルが染み付いてしまった事です。
私の環境ではどれだけ頑張って前に出ようと、折り曲げた自身の足が必ずコントローラーとの間に挟まってくるため、その分身体からコントローラーが離れてしまっていたのですね。
この姿勢はACにも悪い影響を及ぼしており、直立姿勢でプレイが出来ていないということにも最近気がつきました。
まあACよりも圧倒的にINFINITASを遊んでいる時間が長いのでおかしい姿勢を引き継いでしまうことは当然ではあるのですが、直立が出来ていない事で腕に余計な負担がかかり、脱力が出来ない≒高難易度がクリアできないという現状の課題における一つの原因になっているのは言うまでもありません。
……と、ここまで半分くらいは皆伝師匠さんの受け売りです。
姿勢のおかしさとその原因に気づいたのは自分自身でしたが、上記の理由により改善すべきであることについては皆伝師匠からのお墨付きとなりました。
では、改善するにはどうすればいいでしょうか。
そうです、とうとう私も立ち環境を構築する日が来てしまったというわけです。
立ち環境構築にあたって
現状の環境にプラスして揃えるべきものといえば、
- 高さを出せるテレビスタンド
- コントローラー台
の二つです。
ここで初めてしっかりと立ち環境について調べてみたのですが、
判定ラインを床から131.5cm、コンパネを床から90cmの高さにするとライトニングモデルと同等の寸法になるようです。
こちらの方の記事を参考に、テレビスタンドをニトリのハイタイプのものに決定しました。
ただ、部屋のど真ん中にカラーボックスを置くのは個人的に嫌だったので、もう少し見た目が誤魔化せそうなコントローラー台を探していると、
楽天市場にて割と都合の良さそうなオープンラックを発見。
私のPHOENIXWANは静音用にL字のコーナーガードを貼り付けており、さらにこのラックの下にも静音用のゴムやスポンジを入れるつもりだったため、ピッタリ90cmになりそうです。
ひとまずこの2つについては立ち環境構築を決意したその日のうちに注文しました。
そして、その時に気がついてしまいました。
7月がボーナス月であることに……。
43インチモニターの購入を決意
どうせ環境を変えるならとことんACに近づけたいと思うのは音ゲーマーの性なのでしょうか、トントン拍子で43インチ120Hzモニターの購入を決断します。
調べてみたところ、INFINITASユーザーの定番は東芝のREGZA 43Z730Xというテレビだそうです。
しかしこのテレビは2019年発売のモデルであり、現在新品を購入しようとすると割高な印象がありました。
その他の候補は複数あり、その中でも目を引いたのは
Gygabite FV43U
というゲーミングモニターでした。
ですが、ゲーミングモニターは想像していたよりもはるかに値段が高く、流石に躊躇してしまいました。
やはり価格で考えるとテレビの方が都合が良いようです。
どうせテレビを選ぶならINFINITASユーザーに人気の高いREGZAがいいと思い、新型切り替え間際ながらギリギリ現行モデルである43Z670Kなら型落ちのタイミングで比較的安価で買えるのではないかと踏んで仕様などを調べ始めました。
Android TVへの不安
量販店に実機を見に行った時に店員さんから聞いたお話なのですが、Z670Kという型番のある世代(2021年モデル)はREGZAで唯一のAndroid TV搭載機ということだそうです。
Android TVというのはその名の通りAndroid OSが中に入ったテレビのことだそうで、量販店でもその名前が書かれた仕様表をたくさん見かけました。
これは最近のトレンドのようで、REGZA以外の他社メーカーのテレビも同様にAndroid TVになっている様はまるでテレビ売り場をドロイドくんが乗っ取っているようにも感じられました。
これではどう差別化されているのか分からないと思ったのですが、映像エンジンなどは従来通りのようで、人物や風景を綺麗に見せる仕組みやパネルの応答速度など、各社の色は変わらず展開されているようです。
なので、今までREGZAが売りにしてきた応答速度の速いゲームモードなどはそのまま現行機にも当てはまります。
ちなみに4K120Hz(=HDMI2.1ポート)については他社製品にも同様に付いていたので、そこだけ見ればどれも変わらなそうには見えました。
とりあえずZ670Kもゲーム用途における以前までの特色は引き継いでいるようなので、ひとまず安心です。
となると、残された不安は元々スマホのOSであるAndroidについてです。
機種やメーカーにもよると思いますが、Androidのスマホはアップデートに乏しい印象があり、テレビでも同様に簡単にサポート対象外にされるようでは製品寿命が短くなってしまいます。
ゲーム用に買うとはいえ、数年でサポートを終了されてしまうと高額な買い物だけに損をした気分になります。
セキュリティアップデートも無くなればインターネットに繋ぐ事も出来なくなり、このテレビの用途の半分くらいは死んでしまいますからね。
その辺について量販店の店員さんに聞いてみると、Android TVは初リリースの2014年の機種でも未だにサポートが続いているようで、今のところサポート対象外になってしまった機種はないそうですが、まだリリースからの年月が浅い(OSの初リリースから8年しか経っていない)ことを考えると今後どうなるかは分からず、その点をリスクと捉えるかどうかは購入者次第といった状況だそうです。
というか、テレビにAndroidが搭載されているメリットが私には今一つ分かりません。
Playストアからのアプリのインストールが可能という完全にスマホな使い方が出来るらしいのですが、タッチパネルではなくリモコン操作な時点でスマホの劣化版でしかありませんし、それならiPadやらのアプリで十分な気がします。
一応Androidらしくリモコンやテレビ本体にGoogleアシスタントの音声認識機能があるらしいのですが、我が家の音声操作系統は既にアレクサに掌握されているのでこれも使い所無し。
Android TV、必要ない気しかしませんね。
Z670Kは不人気機種?
さらに追い討ちをかけるようにAndroid TVの弊害のお話が続くのですが、このOS変更によって今まで出来ていた事が出来なくなってしまったという事案があるようです。
それがREGZAシリーズの大きな特徴の一つであるタイムシフトマシンという機能の廃止です。
タイムシフトマシンというのは、REGZAに接続したHDDに最大6チャンネルを常時録画し続けるという機能で、後から興味を持ち見たくなった番組でもその録画からすぐに見る事が出来るという便利なものです。
Android TV搭載のREGZAはこの機能が付けられなかったようで、今までREGZAを使っていた人たちから不評を買っているそうです。
その影響か次モデルのREGZAは独自OSに戻されるようで、Android TVは一世代限りの黒歴史になってしまう可能性があります。
個人的にはINFINITASに関係する弊害ではなかったのでそこは一安心ですし、逆にAndroid TVを試すなら現行モデルしかないということで少し欲しくなってしまいました。
というわけで興味の赴くままに43Z670Kの購入に踏み切りました。
とうとう到着、即設置
注文から一週間後、ものすごく大きい箱がとうとう届いてしまいました。
右上にRefurbishの文字がありますが、これはいわゆる整備済み製品というもので、ほぼ使われなかったものを工場で再検査して再び販売しているものになります。
ちなみにメーカー保証などは新品同様1年間付いてきます。
新品かほぼ新品かの違いだけで約2万円浮いたので、これはいい買い物だったと思います。
ちなみに中古を買うのはあまり好きではありませんが、整備済み製品なら見た目に新品との違いが見受けられず、メーカー保証もちゃんと付いてくるので私はiPadなども整備済みを購入しています。
さて、届いたREGZAを早速テレビスタンドに取り付けていきます。
と思いきや早速問題が。
テレビ背面のサブウーファーが出っぱっていることに加え、ネジ穴周辺が凹んでいるためにブラケットが取り付けられません。
Z730Xではそうではなかったのだと思いますが、Z670Kをこのテレビスタンドに取り付ける際は注意です。
面倒でしたがテレビを置いてスペーサーと長めのネジをホームセンターに買いに行きました。
スペーサーはこんな感じのものです。
ネジはM6×30mmのものを買い、さらに念のため直径22mmのM6ワッシャーも購入。
これで何とかブラケットを取り付ける事が出来ました。
上に紹介させていただいたテレビスタンドについてのブログ記事では、43Z730Xを一番高い位置で取り付けてちょうど良い高さになると書かれていたので、私もそれに倣って一番高い位置になるようにテレビを取り付けいざ起動。
OSはAndroid 10です。
これがテレビに搭載されるとはすごい時代になったと感じますね。
パソコンを繋げるととうとう4K初お披露目という感じです。
はじめての4Kには本当に感動しました。
文字も画像もとても細かくなっているにも関わらず、ドット感を感じさせないこの精細さはぜひ共有していきたいところです。
ちなみに画面の反射は結構強めです。
光沢こそありませんが、上の写真のように照明はしっかり反射しますし目の前に立てばカメラを構えた私の姿がばっちり映ります。
ノングレアのテレビ用フィルムでも買おうかなと思ってしまうくらいでした。
追記
後日アンチグレアフィルムを購入し、貼り付けを行いました。
照明の反射が格段に減って大満足です。
購入したものがこちらになります。
何故か機種によって値段が違うので、寸法だけ確認しつつ最安付近のものを選定しました。
スマホやタブレットと違って画面サイズが大きい分気泡が入りやすく、ホコリ取りもかなり面倒でした。
私は一人で1時間ほど格闘してなんとか1P側の気泡混入だけは避ける事が出来ましたが、このフィルムは液晶発光部分のサイズとぴったりなためにテレビをつけて近づくと発光部分とフィルムがズレてしまいました。
家具の設置同様、二人以上で作業するのがいいかもしれません。
追記ここまで。
120Hzに関係する設定を一通り終え、満を持してINFINITASを起動。
すると131.5cmが理想である判定ラインの高さが138cmとかなり高かった事が判明しました。
Z670Kでは一番高い位置で取り付けると高すぎるようですね。
再びテレビをスタンドから外し、その後紆余曲折ののち……
なんとか理想的な高さに調節することが出来ました。
ちなみにコントローラー台の方も写真のとおり理想の90cmに近い高さになっており、足元に耐震マットを敷いてさらにちょうどよくなりました。
映像設定について
お次はREGZAの映像設定を調整していきます。
パソコン側の設定については既に色々な方が色々な媒体で細かく解説してくださっているものに倣っているだけなので省略します。
ちなみに私の環境では垂直同期はオンにしておく方が良かったです。
ここからは変更した箇所について少し説明を織り交ぜながらずらっと写真を並べ立てていこうかと思います。
映像メニューについては、自動でゲームになって固定されました。
バックライトはデフォルトの100では眩しすぎるので40と大幅に変更です。
明るさ検出とクラウドAI高画質は悪さをしそうなのでオフにしました。
ちなみにネット上で倍速モードを○○にする、というような話を見た事がありますが、120Hz入力になっていればそもそも倍速(60Hzの映像に補完フレームを入れて擬似的に120Hzを再現)の設定は出来ないはずです。
次に映像調整メニューです。
黒レベルや色の濃さ、色合いは完全に好みだと思います。
精細感・ノイズ調整です。
高精細になるように数値を振っていくと、ノーツの残像が強くなっていくような気がしたので、この辺は抑えめに設定しました。
コントラスト感調整です。
ここも基本好みの範囲ですが、ヒストグラムバックライト制御についてはBGAの明るさが影響してしまうと怖いのでオフです。
色詳細調整です。
色温度が低いと古いテレビのように黄色みが目立つので、これは高に。
青っぽい画面になってしまうので、RGBゲインで赤色を強めています。
最後にプロ調整です。
私はプロではないのでまるで分からないまま弄ってみましたが、EOTFモードはオート以外にすると画面暗転時に下の縁が青くなってしまうので、あまり変えない方がいいと思います。
以上、映像設定でした。
何かのきっかけでプレイ中に悪さをし始めるのが嫌なので、基本的にオートという設定は避けてなるべく手動で合わせにいきました。
Z670Kをお持ちの方にこの辺の設定がどうなっているかを聞いてみたいところですね。
結果、の前に……
見事高スコアの連発で……あれっ?
という事で最後に見落としていた設定を一つ。
あまりにもボタンを押してから音が出るまでのラグが大きすぎて頭を抱えてしまったお話です。
私の環境はオンボードの配線でスピーカーから音を出す仕組みにしているので、ボタン押下→発声のタイムラグがテレビの変更によって増減するのはおかしいんですよね。
一瞬REGZAの映像遅延がなさすぎてこうなっているのかと思ったのですが、答えはとてもシンプルなものでした。
HDMI経由でテレビからも音が鳴っていたんですよね。
テレビを替えることなど滅多にない出来事なのでHDMIでの音声出力カットの設定自体を忘れてしまっていた事も原因の一つですが、そもそもテレビのスピーカーがこんなに良い音を出すと思っていなかったのでテレビから音が出ている事に気付けなかったんです。
これに気づいた時は感動しました。
テレビのヘッドホンジャック→ミキサーを介してスピーカー出力という配線を組んでいましたが、今では普段のテレビや動画視聴の設定の方を「ヘッドホンとスピーカー」に変えてテレビからも音を出すようにしています。
動画視聴などは多少の遅延は気にならないので、良い音が追加されてとても気持ちいいです。
今度こそスコアアップ
ということで素晴らしい伸び方をしたリザルトの一部を適当に。
先程の画像にもあったdAuntl3ss(N)も無事にMAX-のスコアが出るようになって一安心です。
これで自宅環境がライトニングモデルになってしまったので、もう後戻りも言い訳もできません。
今後はこの素晴らしい環境で頑張って上手くなろうと思います。