今回はオーディオ初心者の私が最近になってPC周りのソフトやハードを整理して、より弐寺をプレイしやすい環境にしようと色々勉強しているうちに、初めて知った内容になります。
もしかするとそんなこと当然だよ、知ってるよっていう方が多い内容なのかもしれません、悪しからず。
ド初心者には全く分からない内容だったもので、今回は自分の学びについての自分自身へのおさらいです。
また、この記事はbeatmania IIDX INFINITASの大型アップデート版について、私が体験した事を基にお話しています。
環境が違うことで、同じ現象が起こらない事があるかもしれません。
そもそもWASAPIって何?
私がこの疑問にぶつかったのは、Windowsに搭載された標準のイコライザーを弄った時でした。
環境改善中、色々とハードを組み合わせているうちに、PC音量とスピーカー音量を両方Maxにしても音量が稼げなくなってしまい、苦肉の策としてイコライザーを全部丸ごと最大まで上げてみたところ、割と音が大きくなったのです。
そのまま喜び勇んでINFINITASを起動してみたら、何故かこれだけ音量が小さいままでした。
そして色々調べてみた結果、INFINITASのデフォルト設定が「WASAPI排他」というものになっていることが原因だということがわかりました。
パソコンでは、イヤホンジャックなどから音の出力をする時に、一度音声関係を集中管理するアプリケーション(?)を経由するそうです。
それが「WASAPI共有」というものだそうで。
基本的にどのアプリケーションもこの共有モードになっているのでしょう、そこを経由することによってイコライザーの調整も反映されるわけですね。
そして、この集中管理を経由せず、ダイレクトに出力するモードが「WASAPI排他」というわけです。
WASAPI設定の変え方
これは私は完全に見落としていたのですが、INFINITASのアプリケーションが起動する前に一度立ち上がるランチャーに「SETTING」というボタンがあります。
ここにWASAPIの設定、動作させるディスプレイの設定、フレームレート設定などがありますね。
こんなところ、弄ったことが全く無かったので存在にすら気づいていませんでした。
WASAPI排他のメリット・デメリット
上記の通り、集中管理を経由しないからこそ、余計な処理が挟まらないので音声遅延が少なくなるようですね。
また、同様の理由で音質も向上するようです。
イコライザーとか何かしらが経由されて加工されてしまうより、生音の方がいいという事でしょうかね?
この辺はオーディオ初心者の私にはよく分かりませんでした。
デメリットとしては、私が悩んだようにアプリケーションとPCの本体音量以外で音量調整をする術がないということです。
ちなみに余談になりますが、ASIO出力というものもWASAPI排他と同じようなメリットがあるようですね。
あちらはバッファサイズなどを弄ってさらに低遅延化出来たりするようですが、アプリ側が対応していないと効果がない等色々な意見があって何が正しいのか分からなかったです。
WASAPI共有のメリット・デメリット
こちらは排他の逆で、集中管理を経由するからこそ配信ソフト等別のアプリケーションに音を出力する事が出来たり、イコライザーで好みの音質に調整することが出来たりするようです。
そして、ここまで読んで下さった方はもうお分かりだと思いますが、排他に比べて音声出力に遅延が出ます。
これは私の実体験ですが、WASAPI共有に設定変更する事でイコライザー全開になって音量が上がったのですが、音質は明らかに劣化しており、遅延もこれまた明らかで、今まで排他でやっていたからこそかも知れませんが、気持ち悪くて使えないと思ったほどでした。
ただし、USB-DACという出力を使って調整をする方法だとWASAPI排他と同様にあまり遅延のない状態を作り出す事ができるようです。
これに関しては、私はそういった機器を持っていませんし、知識もありませんので書くのは控えておきます。
まとめ
INFINITASをプレイしていて音に違和感があるときはランチャーの設定からWASAPIの項目を見直してみましょう!
この記事が誰かの疑問の解決になれば、嬉しく思います。
拙い文章でしたが、読んでくださってありがとうございました。