※こちらの記事に頂いたコメントを元に改めて記事を作成しています。
よければこちらもご覧ください。
今回は無事BISTROVER十段に合格した私が、更なる地力アップを求めてBMSに手を出したというお話です。
本記事投稿時点での最新バージョンである0.8.3では、判定幅をランチャーから細かく指定することが出来るようになっており、本家であるbeatmania IIDXに近い感覚に出来たので、備忘録も兼ねてこれを記事に残していきます。
2022/03/09追記:バージョン0.8.4でも同様のセッティングができることを確認しました。
ちょっとした自分語り
導入当初から気になっていたのですが、beatorajaはIIDXに比べて判定がかなり緩く、自分の認識の限界を超えた物量であっても何故かコンボが繋がるという現象が起きます。
ピカグレもかなり出ますし、判定に対する違和感は拭えないままでしたが、とりあえず指はしっかり疲れるからこれでいいかという気持ちでデフォルトのまま遊んでいたのですが、そんなある日いつもの皆伝師匠と通話をしながらBMSでお題を投げてもらっている時のこと。
投げられたのは★1エピトゥリカだったのですが、これをクリアした時のBPを見て
「このリザルトは流石におかしい、LR2の私の自己ベストと同等レベルだよ」というような事を言われました。
皆伝と同等のBPが出るのは流石に判定が甘すぎるとここで感じました。
そこまで判定が甘いと本家に戻った時に誤魔化しも出来ず下手になると思った私は、どうにか判定幅を調整できないかと検索を始めました。
エキスパンドジャッジを使います
そして辿り着いた結論は「エキスパンドジャッジで判定幅を厳しい方に振るとスコアやランプは保存される」というものでした。
逆エキスパンドジャッジとでも言うのでしょうか、この仕様をネット上で目にしてすぐに家に帰って設定を見直しました。
最新の0.8.3バージョンでは、ランチャーのプレイオプション設定からピカグレ、黄グレ、グッドのそれぞれの判定幅を個別に設定出来るようになっており、それら全ての項目を100以下にして常時オンにしておくことで単純に判定の厳しいだけのbeatorajaを遊ぶことが出来るのです。
数値の設定
エキスパンドジャッジを使うという事は分かったので、次に目指すべき本家の判定幅を調べました。
本家の判定幅は公にされていないので、様々な情報がネット上に錯綜していましたが、色々試してみて一番納得のいった判定は
こちらの記事に書かれていた、
- PGREAT ±16.67ms(±1フレーム)
- GREAT ±33.33ms(±2フレーム)
- GOOD ±116.67ms(±7フレーム)
というものでした。
beatorajaのエキスパンドジャッジの設定は、元々の判定幅に対して何%かという方法で行うので、こちらの元々の判定幅である、
- PGREAT ±20ms
- GREAT ±60ms
- GOOD ±150ms
というものに対して先程の判定が何%であるかを割り出します。
ちなみにbeatorajaの判定幅の参照先はこちらです。
https://mochibacoooon.hatenablog.jp/entry/BMSplayer-JudgeRange
結論としては、
- PGREAT=16.67/20=83.35%
- GREAT=33.33/60=55.56%
- GOOD=116.67/150=77.78%
という数値が算出されるので、私の場合はここに多少の変更を加え、
PGREAT 80
→本家より厳しいと思われる数値にしておく事でより光らせる難易度を上げ、本家を相対的に光らせやすく感じさせる効果に期待
GREAT 55、GOOD 78
→小数点以下を適当に丸める
という設定にしてみました。
2022/03/09追記
思いの外多くの方に見ていただいているようなので、分かりやすいように以前身内用に撮った画像を掲載します。
設定するのは「プレイオプション」タブの赤枠の部分です。
「EXPAND JUDGE」の左側のチェックをつけないと反映されません。
2022/03/22追記
コメントにて頂いた情報によりますと、上記3項目の数字は全て82〜83で本家と同等と感じるという方がいらっしゃいました。
本記事の内容で厳しすぎると感じた方はこちらの設定も試してみて下さい。
引き続き情報があればコメントをお待ちしています。
結果
体感でしかありませんが、判定が本家に近くなったような感覚が確かにあります。
参考までに、デフォルト判定と今回の逆エキスパンドジャッジでプレイした発狂初段の結果を置いておこうかと思います。
デフォルト判定
逆エキスパンド
逆エキスパンドでは落ちてしまいました。
明らかにBPが増えており、さらにPGREATと GREATが出にくくなって回復もしづらくなっています。
というか、GREATの判定幅がおよそ半分になってしまったのでGOODの出方が一番違いますね。
これで誤魔化しが効きにくくなり、押せてもいないのに何故かゲージが減らないという現象から脱却出来たので、今後安心してbeatorajaをやり込むことが出来そうです。